今から1200年余り前から、京都では仏像・仏具・織物・装飾品などに美しい金箔が幅広く使用されてまいりました。
金箔の製造工程で使用される専用の手漉き和紙を「金箔打ち紙」と呼びます。約20cm四方に切られた金箔を打ち延ばす為には、水に柿渋・卵白などを混合させた液に浸した後で、絞り込んだ専用の和紙を用いる必要があります。
金を打つのに繰り返し何度も何度も使用され、ついに金を打ち延ばす力を失い、不要になった専用の和紙は「金箔打ち紙」或いは「ふるや紙」と呼ばれ、祇園の舞妓や芸妓、役者の間で化粧直し用のあぶらとり紙として重宝されてまいりました。
こうした「金箔打ち紙」を基にしたあぶらとり紙は、一般的に販売されているあぶらとり紙に比べて抜群の吸脂力を有しているだけでなく、化粧くずれが起こりにくいという大きな特長があります。それは「金箔打ち紙」の紙面が柿渋・卵白などの混合液に浸された後に何度も何度も叩かれる事によって、混合液が微細な多孔性(たくさんの細かい穴が空いた状態)の薄膜を表面に形成しているからです。
つまり本来、手指に付着している脂分・アカ・汚れなどは、孔(あな)の部分に吸収され、微細な多孔性の薄膜に阻まれて紙をしみ抜けず、顔に付着しない為、化粧くずれを防ぐのです。
また逆に、取った皮脂も裏側にしみ抜けないため、取れた皮脂が手や指に付着せず、清潔に皮脂を取ることができるという特長もあります。更に何度も叩かれているにもかかわらず、混合液に浸されている為に使用の際は破れにくいという特長も有しているのです。
彩響舎謹製特許製法のあぶらとり紙は、京都の伝統産業技術を生かし、吸脂力のある厳選した特殊紙に20tの圧力でプレスし、紙の繊維をつぶして、平滑性を極限にまで上げています。さらに裏面を特殊コートする事により手や指の汚れや取れた皮脂がしみ抜けないようになっており汗や水にも強く耐水性に優れています。ですから、本来の「金箔打ち紙」が有する四つの特長である
以上を再現した「こだわりの京都産あぶらとり紙」です。
その機能性と独創性をご評価して下さり、海外化粧品ブランド・国内の企業様からOEM生産やノベルティの御依頼を頂いております。
※彩響舎 謹製あぶらとり紙は、日本産業皮膚衛生協会の皮膚貼付試験にて安全性は証明済です。
吸着面 | 吸脂力のある厳選した特殊紙に20tの圧力でプレス加工!紙の繊維をつぶして、紙面をツルツル均一に加工している為、抜群の吸収力です。また、皮脂に比べて粒子が大きいパウダーは吸着せずに、そっとお肌におさえるだけで余分な皮脂を吸着します。 |
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コーティング層 | 裏面コーティング層により取れた皮脂を完全にブロック!取った皮脂が手や指へしみ抜けない為、ベトつかず清潔です。裏面コーティング層のおかげで紙の強度も付加しており、汗や水の影響を受けにくい為に破れにくくなっています。 |
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